355章:儲からないのに早起きしない人

「キムさん、さっきこいつがこそこそ動いているところを押さえました。取り押さえたら、飲み物に薬が入っていたと言い出して……それに、キムさんの指示でやったとも白状しました。酒を検査したところ、やはり媚薬が混入していました。キムさんは、どう弁明します?」

ヨークは前置きもなく、事実だけを淡々と並べた。

そして当然のように、言い終えると警告する眼差しでルーシーを見た。

ルーシーはヨークに押さえられている男を睨みつけた。「私が、あなたにやれって言ったって? よくもそんな中傷ができるわね。……それとも、誰かに送り込まれたの?」

真っ先に思い浮かんだのは、腹違いの兄妹二人の顔だった。

「キムさん、...

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